勉強って習慣にするのがしんどいですよね。
そんな方は、ツァイガルニク効果を応用した勉強方法を取り入れてみてください。
ツァイガルニク効果とは、「続きが気になる」心理効果です。
結論からお伝えすると、「中途半端にやる」ことが、勉強を継続させる方法です。
ツァイガルニク効果を応用した勉強方法について、解説します。
こんな方へ
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それでは見ていきましょう。
目次
ツァイガルニク効果とは、続きが気になる心理
ツァイガルニク効果とは、中断したことや達成できなかったことを強く記憶しているという心理効果です。
途中で終わっていることの続きが気になるんですね。
ツァイガルニカル効果の事例
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中途半端なことや達成できなかったことが、とにかく気になる。それがツァイガルニク効果の特徴です。
ツァイガルニク効果の由来・語源
ツァイガルニク効果は、ある仮説によって始まった心理効果です。
仮説
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この仮説は、ドイツのゲシュタルト心理学者であるクルト・レヴィンと女性心理学者のブルーマ・ツァイガルニク(当時はまだ留学生)が立てました。
ツァイガルニク効果の実験例

1931年に女性心理学者ツァイガルニクの仮説は、心理学実験として実証されました。
実験概要
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実験内容

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実験結果
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実験からわかったこと
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【ツァイガルニク効果】勉強が嫌な人でも楽して継続できる勉強方法
毎日中途半端なところで、切り上げましょう。それが楽して継続できる勉強方法です。
ポイントはわざと中途半端に切り上げて、緊張感を持続させるということです。
やる気・興味を維持する方法
人間は、終わったことに対して緊張感がなくなります。
いっぽうで、終わっていないことに対して緊張感を持ち続けます。
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勉強はキリの良いところで終わらせるのではなく、中途半端なところで毎回終わらせましょう。
それがやる気・興味を持ち続ける方法です。
事例
×英語の教科書5ページずつ進める 〇英語の教科書5ページ半ずつ進める |
次もやらないと「中途半端で気持ち悪い!」と思えることが、勉強を継続していくポイントです。
ツァイガルニク効果を活用した勉強法のポイントは「ストレス」
人は、中途半端で終わっていることに心理的ストレスを感じます。
このストレスを逆手にとって勉強に活用すると、勉強の習慣が楽につくれます。
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一般的に中途半端という言葉は悪いイメージがきますが、むしろ武器になります。
「中途半端」は成果が出やすい要素のひとつです。ぜひ取り入れてみてください。
完璧になりすぎると、挫折しますので。
ツァイガルニク効果を意識し過ぎたマルチタスクは危険!
勉強熱心な人に起こりやすいのが、同時進行でモノゴトを進めるマルチタスクです。
結論からいうと、マルチタスクは高確率で失敗します。
なぜならば、あらゆることが気になりすぎて、目の前のことに集中することが難しくなるからです。
マルチタスクで動けない人は、シングルタスクに切り替えよう
ツァイガルニク効果を意識し過ぎると、すべてのモノゴトが中途半端になります。なるべく最初はやるべきことを絞ったうえで、勉強に挑戦しましょう。
ということで、いろんなことが気になりすぎて行動ができない人は、まずシングルタスクを目指しましょう。
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ツァイガルニク効果を応用した勉強方法のまとめ

いかがでしたでしょうか。
続きが気になる!という心理的ストレスを勉強に利用すると、記憶力は向上します。
楽して勉強の習慣をつくりたい人は、ぜひ実践してみてください。
中途半端になることが、勉強の習慣作りにものすごく役立ちます。
ポイント
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