アンダーマイニング効果とは?絶対にやってはいけないやる気の高め方 | おもしろ心理学

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アンダーマイニング効果とは?絶対にやってはいけないやる気の高め方

2019/03/25
 
アンダーマイニング効果とは?やってはいけないやる気を高める方法
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「おもしろ心理学」を執筆中。仕事や人間関係をきっかけに心理学に興味を持ち、独自に学び始める。その知恵と経験を活かして恋愛、仕事、家族、目標達成など様々な分野の情報発信をおこなう。 1991年10月15日福岡県福岡市生まれ。 好きな食べ物はハヤシライス。
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アンダーマイニング効果とは、簡単にいうと、やる気が落ちる心理現象です。

 

ゆうじ
こんにちは。心理学研究家のゆうじです。

普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。

 

 

  • アンダーマイニング効果について分かりやすく教えてほしい。
  • 具体例もあわせて理解したい。
  • やる気を高めるためにやってはいけないことを知りたい。

 

このような悩みを解決する記事になっています。

アンダーマイニング効果について理解すると、正しいやる気の保ち方が分かります。

やる気を保つ工夫をして、仕事や勉強、恋愛などにぜひ活かしてくださいね。

それでは見ていきましょう。

 

アンダーマイニング効果とは?意味を解説

アンダーマイニング効果とは?意味を解説

アンダーマイニング効果とは、やる気がなくなる心理現象です。

 

具体的には

  • 内発的な動機で行動しているにも関わらず、報酬やご褒美などの外発的動機づけがあった場合、やる気がなくなってしまう心理現象。
ゆうじ
アンダーマイニング効果は、抑制効果、過正当化効果とも呼ばれます。

ちなみにunderminingとは、「弱体化させる」「台無しにする」という意味があるんですね

 

補足:内的動機付けと外的動機付けの違い

 

要素の違い

内的動機付け 好奇心、興味関心、好きなどの気持ち。
外的動機付け 報酬、ご褒美、称賛、お金、対価などの見返り。

 

種類の違い

内的動機付け 行為の内容そのものが好き、楽しい、面白いというモチベーション。
外的動機付け 行為の先にある報酬や評価に対するモチベーション。

 

効果の違い

内的動機付け ⇒やる気が高まる。
外的動機付け ⇒やる気が下がる。

実験例や具体例は、後ほど解説しますね!

 

 

アンダーマイニング効果の実験例

Piggy Bank With Coins

 

1971年、心理学者のエドワード・L・デシとマーク・R・レッパーが実験を行いました。

 

実験概要

  • 内発的な動機付けに対して、お金がどのような影響を与えるか調査。

 

実験内容

  1. 大学生を2グループAとBに分ける。
  2. それぞれに立体パズルを解いてもらう。
  3. Aグループにはパズルが解けるたびに1ドルの報酬与える。
  4. Bグループには報酬を与えない。
  5. 内発的な動機に対して、お金がどう影響したか調べる。

 

実験結果

  • Aグループ:モチベーションが下がった。
  • Bグループ:モチベーションは保ったままだった。

 

実験結果からわかること

  • Aグループはもともとあった内発的動機付けが弱まり、モチベーションが下がった。
  • パズルを解くこと自体が楽しかったはずなのに、パズルを解くことは「報酬を得るための手段」と考えるようになった。

 

ゆうじ
いつの間にか目的と手段がすり替わってしまっていたんですね。

 

アンダーマイニング効果の具体例

アンダーマイニング効果の具体例

アンダーマイニング効果によって、やりたいからやっていたことが、報酬なしではできなくなります。

無意識に目的が手段とすり替わってしまうんですね。

そんな5つの事例をご紹介します。

 

恋愛

 

  • 純粋にファッションを楽しんでいた彼女⇒彼氏に認められるための服装(手段)になる。

 

仕事

 

  • 好きでしていた仕事⇒報酬なしで仕事するのがバカらしくなる。

 

ボランティア

 

  • 好きでやっていたゴミ拾い⇒報酬なしではできなくなる。

 

ゲーム

 

  • 面白くてプレーしていたゲーム⇒報酬なしではやる気が出なくなる。

 

勉強

 

  • 楽しくてやっていた勉強⇒賞や点数、お小遣いのためにしか頑張れなくなる。

親に褒められることがモチベーションになっている子どもも多くいます。

 

ゆうじ
個人的には、純粋に「知りたい!」「楽しい!」「面白い!」という気持ちを大事にしていきたい今日この頃です。

絶対にやってはいけないやる気の高め方:報酬をやる気のアップに使わない!

絶対にやってはいけないやる気の高め方

外発的動機付けによるやる気を高める方法は、麻薬と同じです。

外的なものによってモチベーションが上下する為、報酬や評価に依存してしまうんですね。

さらにもともとあったはずの内発的動機付けも、なくなる危険性があります。

僕の失敗例

心理学についてブログ記事を書くこと自体が楽しかったのですが、ある時ふと楽しくなくなりました。

それはブログを始めてから

事例:ブログ記事を書くやる気がなくなった理由

  • ブログをいかに広めるかばかりに意識が向いていた。
  • 毎日記事を書くことが目的になっていた。
  • 周りの評価を気にするようになった。

もともとあった内発的動機付けが、評価や結果という外的なものに影響されていたんですね。

この状態になると、マジで楽しくなくなります。しかも目の前のことを適当に扱うようになったり、今を大事にしていない感がめっちゃでます。

 

ゆうじ
今を楽しめていない原因って、だいたいアンダーマイニング効果が教えてくれます。

 

やる気を高める方法

やる気を高める方法は、なるべく内発的動機付けに基づく行動をすることです。

金銭や称賛などの外発的なモチベーションも時には大切ですが、長続きしません。

内発的なモチベーションがない人は、それを思い出したり発見したりすると、やる気が安定しやすくなりますよ。

 

アンダーマイニング効果と逆の意味を持つ心理学

アンダーマイニング効果と逆の意味を持つ心理学

エンハンシング効果(enhancing effect)とよばれる心理現象です。

エンハンシング効果とは、外的動機付けによってやる気を高める心理のことなんですね。

アンダーマイニング効果との矛盾を感じるかもしれませんが、以下整理します。

  • アンダーマイニング効果:やる気あった人のやる気が下がる。
 
  • エンハンシング効果:やる気なかった人のやる気が高まる。

ざっくりいうとこんな感じです。

つまり、その人の状態や条件によって、エンハンシング効果が働いてやる気が高まる可能性もあるということです。

詳しくはまた別記事で書きますね!

 

アンダーマイニング効果のまとめ

アンダーマイニング効果のまとめ

 

ポイント

  • アンダーマイニング効果とは、やる気がなくなる心理現象です。
  • 内発的な動機で行動しているにも関わらず、報酬やご褒美などの外発的動機づけがあった場合、やる気は低下する。
  • 外発的動機付けによるやる気を高める方法は、麻薬と同じで依存性がある。

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「おもしろ心理学」を執筆中。仕事や人間関係をきっかけに心理学に興味を持ち、独自に学び始める。その知恵と経験を活かして恋愛、仕事、家族、目標達成など様々な分野の情報発信をおこなう。 1991年10月15日福岡県福岡市生まれ。 好きな食べ物はハヤシライス。
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