普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
- 説得力を高める交渉術を身につけたい。
- 営業がうまくいく方法を知りたい。
上記の悩みを解決するのが「両面提示と片面提示」です。
両面提示とは、製品やサービスのメリットとデメリットの両方を伝える方法です。
反対に片面提示とは、メリットかデメリットのどちらか片方だけ伝える方法です。
それぞれどんな交渉術なのか、詳しくみていきましょう。
両面提示とは
両面提示とは、メリットとデメリットの両方を伝える交渉術です。
例
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片面提示とは
メリット、あるいはデメリットだけを伝える方法を、片面提示といいます。
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説得力を劇的に高める方法は両面提示
説得力を上げたいなら、両面提示を使うべきです。
製品やサービスのメリットだけではなく、デメリットもしっかり伝えるということですね。
なぜならその方が信頼されやすいからです。
良いことばかり言う人を信頼できますか?
今はネットでいつでもどこでも、情報が手に入りますよね。
良いことばかり言っても、いずれバレます。
相手との信頼関係を壊さないためにも、デメリットはあらかじめ伝えておくべきです。
そうしないと後から「こんなの聞いてなかったよ」と言われたらおしまいですよね。
反論:片面提示も効果あり

とはいえ片面提示でも、説得力を高める効果はあります。
両面提示の方がメリットとデメリットを伝える分、説得力や信頼性には優れますが、、、
相手は慎重になりますので、行動する即効性がなくなりますよね。
その点、片面提示には商品やサービスを購入するまでのスピードを、早める効果があります。
片面提示には即効性がある
交渉において早く結果を作りたい場合は、片面提示が最適です。
イメージはジャパネットたかたですね。
商品のメリットを次々に説明され、いつの間にか視聴者は商品を買うことを決めています。
あの話術は神がかっています。
片面提示の使い分け
相手にしてほしい行動によって、使い分けます。
たとえば
相手に何かさせたいとき
メリットだけを伝える。
相手に何かやめさせたいとき
デメリットだけを伝える。
なぜなら、「メリットがあるならデメリットもあるだろう」と思うタイプだからです。
補足:そのほかの交渉術

交渉にはローボールテクニック、ハイボールテクニックという手法もあります。
あわせて見てみてください。
ローボールテクニック
ローボールテクニックとは、最初に相手が受け入れやすい好条件を出して、徐々に相手にとって不利な条件を伝える手法です。
ハイボールテクニック
ハイボールテクニックとは、相手がキャッチできない高さにボールを投げて、その後ギリギリ届く高さに新しいボールを投げる手法です。
【まとめ】両面提示と片面提示は相手によって使い分ける

相手のタイプによって、片面提示か両面提示か使い分けましょう。
ただし、個人的には両面提示がおススメです。
理由は
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ということで今回はこれぐらいにしておきます。
最後に本記事のポイントをまとめますね。
ポイント
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