【ストループ効果】とは?認知的葛藤が起こる原因と5つの具体例 | おもしろ心理学

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【ストループ効果】とは?認知的葛藤が起こる原因と5つの具体例

2019/05/16
 
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「おもしろ心理学」を執筆中。仕事や人間関係をきっかけに心理学に興味を持ち、独自に学び始める。その知恵と経験を活かして恋愛、仕事、家族、目標達成など様々な分野の情報発信をおこなう。 1991年10月15日福岡県福岡市生まれ。 好きな食べ物はハヤシライス。
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ゆうじ
やっほー!
今回は【ストループ効果】について説明していきますね!!

日常であるあるな心理学をぜひ学んでみてくださいね!

 

この記事を読めば、以下のことが分かるよ。

  • ストループ効果とは
  • ストループ効果の原因
  • ストループ効果の実験・研究例
  • ストループ効果の具体例
  • ストループ効果のまとめ

それぞれ見ていこう。

ストループ効果(認知的葛藤)とは

ストループ効果(認知的葛藤)とは

ストループ効果とは、それぞれ意味の異なる刺激が同時に呈示されると、刺激に反応するまでに時間が多くかかる現象のことです。

 

ストループ効果の事例

例えば、この字を見てください。

ストループ効果の例

 

緑って書いてあるから、緑色をイメージしますよね。

だけど、赤色で緑と書かれていると、反応するまでに時間がかかってしまうんですね。

これがストループ効果です。

ちなみに英語ではStroop effectと書くよ

 

認知的葛藤(コンフリクト)とは

同時に目にする2つ情報が干渉しあうと、頭がごちゃごちゃしますよね。

このような心理を認知的葛藤といいます。

例えば、福岡には吉野家のカフェがありますが、はじめて行ったとき、なにを注文するのか戸惑いました。

 

ゆうじ
認知的コンフリクトともよばれます。

 

関連記事⇒葛藤の意味や種類についてわかりやすく解説【心理学】

 

ストループ効果の語源・由来

1935年に心理学者のジョン・リドリー・ストループによって報告されたことから、ストループ効果と呼ばれているよ。

自分の名前が心理学の現象名になるなんて、ビックリですね!

 

バイリンガルストループ効果

ちなみに異なる言語間(例えば日本語と英語など)において、ストループ効果が見られることを、バイリンガル・ストループ効果と呼ぶよ。

名前かっこよすぎ。。。

 

ストループ効果(認知的葛藤)が起こる原因・実験例

ストループ効果(認知的葛藤)が起こる原因・実験例

ストループ効果はどんな原因があって起こるのか。

裏付けられた実験例も併せて説明していきますね。

 

ストループ効果の原因

ストループ効果が起こる原因は、脳が混乱するためです。

例えば「黄色」という字を見ると、2つの矛盾が生まれます。

  • 黄色の「文字の意味」
  • 黄色の「文字の状態(色)」

 

このような状況にあるとき、脳は混乱して情報を処理するのに、時間がかかります。

 

要約

  • ストループ効果が起こる原因:「色」と「文字」という2つの刺激が同時に入ってくる⇒情報整理に時間がかかり、脳が混乱するため。

 

ストループ効果を裏付ける実験

それでは、より理解しやすいように、今すぐできる簡単な実験をしてみましょう。

 

ストループ効果の実験:レベル1

下記の4つの文字を声に出して読んでみてください。

答えは「あか」「き」「あお」「みどり」ですね。

スラスラ読めたと思います。

 

ストループ効果の実験:レベル2

では、次の文字はどうでしょうか?

答えは「あか」「き」「あお」「みどり」ですね。

読んでいる時に、少し違和感を感じませんでしたか?

 

文字の読み方は変わっていないのに、色が変わっただけで脳が混乱して、回答までに時間がかかってしまうんですね。

これがストループ効果です。

 

ストループ効果の実験:レベル3

次は文字の「読み方」ではなく、文字の「色」を答えてみてください。

答えは「き」「あか」「あお」「みどり」ですね。

またまた違和感を感じましたよね。

これは逆ストループ効果と呼ばれています。

僕もこのテスト画像を作るのに、ストループ効果が表れて混乱しました。笑

 

ストループ効果が効かない場合

ストループ効果と逆ストループ効果は、どちらも「文字」を認識することによって起こる現象です。

よって、文字が読めない人には効果がないんですね。 

 

マメ知識
「色」は右脳、「文字」は左脳で認識していると言われているよ。

これらはそもそも認識する速度が違うから、正しく認識して答えを出すまでに、どうしても時間がかかってしまうんだ。

 

ストループ効果の具体例

ストループ効果の具体例

ストループ効果は、先ほどご紹介した「文字と色」だけでなく、日常の様々なところで影響を及ぼしています。

たとえば、街の看板や広告、マーケティング、インターネット、食事、人間関係などです。

具体的に事例を見ていきましょう。

 

通販サイトで見られるストループ効果

ストループ効果の例:通販サイトをみている女性

「激安!」と書かれているサイトに飛んだら、めちゃくちゃ高級感漂うサイトに飛んだことありませんか?

「あれ?間違えたかな?」とあなたは思い、サイトを離れたことでしょう。

 

このように自分が期待していたものとは、あまりにもかけ離れていること、矛盾していることに対して人間はフリーズしてしまうのです。

そこから判断して「あ、やっぱりこのサイトは違うわ」と別のサイトに行ってしまうわけですね。

サイト運営者は特に気を付けたいところですよね!

 

職場で見られるストループ効果

ストループ効果の例:職場の環境

アットホームな職場と求人に書いてあるのに、いざ入社してみたら「ぜんぜんアットホームじゃない!むしろアットホームってなに??」となったことはありませんか?笑

 

自分の期待値と職場の現状に矛盾があると、あなたはストレスを感じてしまいます。

そのストレスを避ける為に、現状から逃げ出したくなったり、逆に正当化して留まり続けたりするのです。

 

態度に見られるストループ効果

ストループ効果の例:態度

例えば

A:堂々とした態度の人が「私は自信がありません」と大きな声で言う

B:おどおどした態度の人が「私は自信があります」と小さな声で言う

あなたはどちらの人が、「自信がありそう」だと感じますか?

これは相手の「態度」と発している「言葉」に矛盾があるため、多くの人が「言葉」よりも「態度」を見て、自信があるかを判断しています。

 

ダイエット指導にありがちなストループ効果

ストループ効果の例:ダイエット

太っている人が、自分より痩せている人にダイエット指導をする。

指導される側は、自分が目指している体型と指導者の体型に、矛盾を感じてしまいます。

そういうことをあんまり気にしない人ならいいんですけどね!

 

男女トイレを例にしたストループ効果

 ストループ効果の例:男女トイレ

イメージするのは男性が青、女性が赤ではないでしょうか。

ですが、もしもあなたがデパートに行って色だけが逆だったら、間違えて異性のトイレに行きそうじゃないですか?

 

 

例えばこんな感じ。

ストループ効果の例:男女トイレ2

僕だったら間違えて行ってしまいます。笑

 

ストループ効果のまとめ

ストループ効果のまとめ

いかがでしたでしょうか。

ストループ効果には、あなたの判断や意思決定に影響を与える効果があります。

矛盾した情報に惑わされないように、ストループ効果が起こる原因や具体例を理解して対処していきましょう!

 

ポイント

・人間は矛盾する情報の相互作用によって、判断や意思決定が鈍ってしまう。

 

・ストループ効果とはそれぞれ意味の異なる刺激が同時に呈示されると、刺激に反応するまでに時間が多くかかる現象。

 

・矛盾によってストレスがかかるのであれば、矛盾を減らすことも考えてみる。

 

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