ふだんは企業で働きながら、心理学を研究しています。
- 人間関係、ムダに悩みたくないなぁ…
- もう少し人間関係楽に生きたいなぁ…
結論からお伝えすると、人間関係で損をしたくなかったら、暗黙の強化について理解しましょう。
暗黙の強化とは、第三者が褒められたりけなされたりすると、自分がけなされたり褒められたりしたと感じる心理現象です。
例を交えながら、さっそく見ていきましょう。
暗黙の強化とは

暗黙の強化とは、第三者が褒められたりけなされたりすると、自分がけなされたり褒められたりしたと感じる心理現象です。
例えば兄弟を例にすると
|
直接本人に褒めても怒ってもいないのに間接的に褒められた、怒られたと感じたりするんですね。
暗黙の強化の例

暗黙の強化の事例をまとめました。
恋愛
好意がある人に対しては、暗黙の強化が働いていないか発言に注意が必要です。
|
悪気はないけど、ついつい言っちゃうことってありますよね…。
それで無意識に相手を傷つけていたり。
モテる人はそういった配慮が上手なんでしょうね。
人間関係
比較対象との関係性が近いほど、暗黙の強化の効果は高まります。
|
マーケティング
間接的に比較をして、自社の製品やサービスの優位性を伝えたりします。
|
注意:暗黙の強化で人間関係振り回されるな

暗黙の強化で振り回される必要はありません。
なぜならば、相手はあなたを正当に評価していないからです。
自分のことを言われているわけではない
相手はあなたの周りの人を褒めたりけなしたりしているだけです。
あなたがわざわざ自分のことに当てはめて考える必要はないんですね。
|
暗黙の強化がはたらくと、どうしてもあなたに対する評価に歪みが出ます。
本来の評価は周りとの比較から生まれるものではないので、こういった相対評価は気にしなくてOKです。
わざと暗黙の強化を使ってくる人への対策
そうはいっても、嫌味のように回りくどく評価してくる人はいますよね。
|
こんなふうに回りくどくマウンティングしてくる人は、華麗にスルーしましょう。
しびれを切らして直接言ってくるか、まったく言わなくなります。
暗黙の強化まとめ

暗黙の強化は知らず知らずのうちに働いています。
自分も相手に無意識に使って傷つけていないか、意識付けが必要ですね。
少しの言い方で相手に伝わる印象が変わりますので、人間関係で悩む人はぜひ暗黙の強化を学習してみてください。
ポイント
|