普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
- デパートって、どうやって売上を上げているんだろう?
今回はデパートの売上を上げるために使われている心理学を、ご紹介します。
結論から書くと
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詳しくみていきましょう。
デパートの売上を上げる2つの仕組み

人の流れをつくって、売上をあげています。
人の流れとは、いわゆる動線のことですね。
動線をつくって商品の購入数を増やし、客単価を上げているんですね。
そのために使うのが、シャワー効果と噴水効果です。
シャワー効果と噴水効果の意味

シャワー効果と噴水効果は、デパートなどで使われる手法です。
あなたが住んでいる近くにデパートはありますか?
デパートのつくりは「上から下」「下から上」というように、人の流れがつくられています。
流れをつくることにより、多くの商品と接触する機会を増やします。
そしてあわよくば、ほかの商品もついでに買ってもらおうという戦略ですね。
シャワー効果
シャワー効果とは、デパートで上階の施設を充実させて、店舗全体の売上を増やす方法です。
シャワーのように、上から下への流れをつくります。
デパートの最上階でイベントをしたり、飲食店街にして、人を集めます。
シャワー効果のねらい
ついでに買ってもらうことです。
最上階へお客さんを誘導することで、途中の階のお店に立ち寄ってもらうんですね。
また、上から下へ帰ろうとするお客さんも立ち寄る可能性があります。
噴水効果

噴水効果とは、デパートで地下の施設を充実させて、店舗全体の売上を増やす方法です。
シャワー効果とは逆ですね。下から上への流れをつくります。
噴水効果のねらい
シャワー効果と同じく、ついでに商品を買ってもらう人を増やすことです。
見つかるかも…!
コンビニでも使えるシャワー効果
売れる商品を、店の奥に置きます。
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ジュースや水などの飲料は、多くの人が購入しますよね。
飲みものを奥に置いておくと、お客さんはレジまでの間に他の商品をみて、ついでに買います。
レジの横に気軽に買える「みたらし団子」が置いてあるのも、シャワー効果によるものです。
コンビニでも使える噴水効果
売れる商品を、店の入り口付近に置きます。
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雑誌や漫画は外から見える位置にあると、立ち読みするお客さんがいますよね。
立ち読みは外から見えるので「ほかにお客さんがいる」と、安心感を与えます。
デパートの売上をあげる2つの仕組みまとめ

デパートの売上をあげる仕組みは、シャワー効果と噴水効果でしたね。
これは、階がある商業施設だけではなく、平屋のコンビニなどでも使える手法です。
デパートやコンビニを利用される方はぜひ一度、仕組みを確かめてみてくださいね!
ポイント
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