接触回数が、結果を左右する?
セブンヒッツ理論について、解説します。
こんな方へ
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それでは見ていきましょう。
セブンヒッツ理論とは?

セブンヒッツ理論とは、同じCMを7回見ると、店頭でその商品を選ぶ確率が高くなるという理論です。
3回見ると認知され、7回目で検討し、購入率が上がるというものです。
たしかに初めてみるものよりも、親しみを感じているものの方が安心感がありますし、購入しやすいですよね。
スリーヒッツ理論
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といわれています。
セブンヒッツ理論の根拠
接触回数が多くなると、人は好感を抱くという心理が働きますが、これをザイオンス効果といいます。
このザイオンス効果は、実験でも証明されており、セブンヒッツ理論はこの接触回数にまつわる心理が根拠となります。
接触回数には例外あり
必ずしも7回が良いとは言い切れないです。
というのも、特に現代においては広告やその製品の価格、質、価値などによって購買率というのは変わるからです。
また、消費者の性別、年齢、性格、可処分所得など様々な要因によっても購入率は変わりますよね。
つまり、セブンヒッツ理論にあてはまるものもあれば、スリーヒッツ理論にあてはまるものもあるということです。
もちろんこの2つの理論にあてはまらないケースもあるでしょう。
ただ間違えなく言えることは、接触回数が消費者の購入率に影響を与えているということです。
セブンヒッツ理論の具体例
セブンヒッツ理論は、マーケティングにおいて重要な理論のひとつです。
そこで、事例をご紹介します。
テレビCM

企業はCMや広告をうって、消費者との距離を縮める努力をしています。
接触回数を増やすことによって、消費者の無意識に訴えかけているんですね。
それが繰り返されると、いつの間にか店頭でその商品を購入していたなんてこともあります。
SNS

企業がSNSに参入しているのは、今では当たり前になっていますよね。
消費者との接触回数が上がりますから、SNSをやらない手はないということです。
SNSで信頼関係を築いてファンになってもらい、商品購入まで持っていくという戦略を多くの企業がとっていますよね。
メルマガ

メルマガも、企業や個人がよく使っている販売戦略のひとつです。
メルマガはメールアドレスのリストを取得するだけで、消費者に直接接触できるツールですから、重宝されている方も多いのではないでしょうか。
最近では、LINE@もありますよね。このように消費者と接触回数を増やすことで、売上に繋げているんですね。
セブンヒッツ理論に関連する心理学

セブンヒッツ理論に関係する心理学をご紹介します。
(1)ザイオンス効果
さきほども紹介したとおり、ザイオンス効果とは同じ人やモノに接触する回数が増えると、好印象を持つという心理効果です。
人は、接触回数によって、相手に対する印象が変わります。
詳しく知りたいかたは下記をご参照ください。
関連記事:ザイオンス効果とは?
(2)サブリミナル効果

サブリミナル効果とは、潜在意識に刺激を与えたときに表れる心理効果のことです。
ある映像や音声を繰り返すと、潜在意識に刷り込まれ、行動が変わるというものです。
例
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再現実験で実証されなかったためです。
しかしながら、潜在意識に知らぬ間に働きかける心理効果があり、危険視されています。
そのため、サブリミナル効果を用いた映像などは禁止されているんですね。
関連記事⇒サブリミナル効果は嘘なのか?なぜ禁止されているのか?
セブンヒッツ理論のまとめ

いかがでしたでしょうか。
セブンヒッツ理論は、接触回数が重要であるということを教えてくれました。
かといって、回数が多くなりすぎるのも嫌われたり、批判をくらってしまうことになります。
まあ一番は、適度な接触がマーケティングにも人間関係にも良いということですね。
ポイント
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