自分(自社)とは無関係なことが、自分(自社)に影響を及ぼすことを消費の外部性といいます。
消費の外部性には、「負」と「正」の2つの側面があります。
本記事では、消費の外部性における「負の外部性」と「正の外部性」について解説します。
こんな方へ
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それでは見ていきましょう。
消費の外部性の特徴
消費の外部性とは、消費者が商品そのものではなく、それ以外の周辺価値に影響を受けることを意味します。
⇒消費の外部性とは?マーケティングにおいて大事な3つのポイント
商品の人気や売上げは、商品そのものの価値よりも、外部の影響を強く受けるということですね。
例えば、
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そういった消費の外部性には、大きく2つの側面があります。
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消費の外部性には、負の外部性と正の外部性がある
負の外部性と正の外部性の特徴
負の外部性
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だれかの経済活動が、あなたの商品やサービスに悪い影響を与えます。
正の外部性
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だれかの経済活動が、あなたの商品やサービスに良い影響を与えます。
負の外部性の例
あなたがラーメン屋を経営しているとします。
ある日、お店の隣に居酒屋ができました。
負の外部性からみると、どのような影響があるのでしょうか。
負の外部性の例
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では、正の外部性ではどうでしょうか。
正の外部性の例
同じく、あなたがラーメン屋を経営しているとします。
ある日、お店の隣に居酒屋ができました。
正の外部性からみると、どのような影響があるのでしょうか。
正の外部性の例
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マーケティングで見落としがちな消費の外部性

あなたやあなたの会社も、必ず消費の外部性の影響を受けています。
そのため、マーケティングにおいて以下のような思考が必要です。
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人は、意外と小さなことに影響を受けていたり、大きな影響をだれかに与えていたります。
自分(自社)の行動は、他人(他社)にとっての外部性となるので、客観的視点を持ち続けることが大事ですね!
まとめ

いかがでしたでしょうか。
商品の価値とは無関係な理由で、消費者は商品を購入します。
消費の外部性には2面性があることを理解して、マーケティングに活かしていきましょう。
ポイント
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