普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
突然ですが、エレベーターに乗ったとき、こんな経験はありませんか?
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この現象を「視線のエレベーター現象」といいます。
今回は、視線のエレベーター現象について、意味や起こる理由、応用する方法について解説します。
それではみていきましょう!
視線のエレベーター現象とは
視線のエレベーター現象とは、エレベーターの中で一点を見つめたり、会話をやめたりする心理現象です。
エレベーターの中で気まずかったり、早く目的の階に着いてほしいと思った経験はありませんか?
これは視線のエレベーター現象がはたらいているからですね。
なぜこのような心理は、はたらくのでしょうか。
理由をみていきましょう。
視線のエレベーター現象が起こる理由
人にはパーソナルスペースがあるからです。
パーソナルスペースとは、ざっくりいうと「人との距離感」です。
他人が近づくと、「いやだなぁ…」と不快に感じる空間のことですね。
パーソナルスペースの特徴
一般的には
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ちなみに、女性よりも男性の方が、広いといわれています。もちろん個人差はありますが。
緊張と警戒
パーソナルスペースに踏み入ると、緊張や警戒状態になります。
距離感って、大事ですね。
エレベーターで視線を上げる理由
パーソナルスペースが普段より近くなると、親密度が高くなりすぎます。
それを避けるために、視線を上げたり、そらしたりします。
エレベーターで会話をやめる理由
上の理由に加えて、他人に会話を聞かれたくないからです。
エレベーター内は強制的にパーソナルスペースが限定され、ストレスを感じます。
そのため、他の人に会話を聞かれたくないんですね。
親密な関係をつくる方法
マイナスなイメージがつきやすい「視線のエレベーター現象」ですが、プラスの側面があります。
エレベーター内で、人との親密度を上げることができるんですね。
以下2つがその方法です。
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アイコンタクト
強制的にパーソナルスペースが近くなっている分、普段より相手を意識してしまうため、親密度が高くなりやすいです。
ひそひそ話
相手との距離感が近いため、パーソナルスペース内で会話ができます。
普段よりも一気に相手との親密度を高めることができるチャンスですね!
ほどよい距離感が大事ですね!
視線のエレベーター現象まとめ

ポイント
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