罰への欲求とは、良いことが起きた後、悪いことが起きるのではないかと思ってします心理現象です。
普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
- 幸せなのに、なんだか違和感を感じる。
- 幸せが続かないと考えて、不安になる。
- 罰への欲求の意味や具体例を知りたい。
それでは見ていきましょう。
罰への欲求とは

罰への欲求とは、幸せなことが起きた後に、なにか不幸なことが起きないか不安になる心理現象です。
幸せがあまりにも続くと、怖くなり不幸が起きて欲しいと望むこともあります。
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人間はバランスを取りたいので、ついつい悪いことや不幸なことが起きて欲しいと望んでしまうんですね。
そして実際に悪いことが起きると、安心します。
罰への欲求が起こる原因

人間は変化を嫌うからです。
人は無意識に、自分が当たり前だと思っている状態から変化しそうになると、不安になります。
その為、そのバランスを保とうとしたくなります。
そして良いことが続いたり幸せに感じることがあったりすると、悪い事や不幸なことが起きて欲しいと無意識で思ってしまうんですね。
罰への欲求の具体例

罰への欲求の事例をご紹介します。
恋愛
罰への欲求が働くと、恋愛で成功しても不安な気持ちが出てきやすいです。
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マリッジブルーやマタニティブルーも、一例のひとつですね。
マーケティング
罰への欲求が働くと商品の利点だけでなく、デメリットも伝える必要があります。
デメリットを伝えることで、消費者はかえって安心するんですね。
マーケティングにおいては、消費者にメリットを伝えるよりも、デメリットを伝えて不安を解消させることの方が重要です。
罰への欲求:不幸が続くときの対処法

「安心したい!」と願っている自分がいることを、認識することです。
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良い事があったり、幸せを感じている時は、一度自分を見つめ直しましょう。
罰への欲求が影響して、不幸な道を選択している場合があります。
バランスを取って不幸になる必要はまったくないので、幸せだけを追求していくことをおススメします。
罰への欲求:幸せになることが怖いと思ってしまう心理のまとめ

ポイント
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