どれを選ぼうかな、と悩むことがありますよね。でも実は、悩むことにあまり意味はありません。なぜならば、人間の選択は最初から決定されているからです。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
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それぞれ見ていきましょう。
あなたの選択がすでに決定している理由
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バイアスとは
「思い込み」のことです。
つまり、バイアス(思い込み)によって、選択は決定します。
実は私たちが情報にふれるとき、すでに思い込みが働いています。この思い込みを基準に情報と出会うため、選択に偏りが出ます。そのため、自分で選択しているようで、実はすでに決定された選択をしているのです。
具体的事例

引用:一般社団法人日本移植学会
日本とアメリカで、臓器提供者が多いのはどちらでしょうか。答えはアメリカです。文化、考え方、法律などいろんな要因はあります。
その中でも大きな要因は、オプトインとオプトアウトという概念にあります。アメリカはオプトアウトを採用しているため、臓器提供者が日本に比べて多いのです。
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つまり
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かみくだくと
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このようにそもそもの初期値(デフォルト)が異なるため、臓器提供者の数も大きく変わります。たしかにわざわざ臓器提供を拒否するのは気が引けるし、手間がかかってめんどくさいですよね。
ということで
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と表現をしています。
このようにちょっとした表現の差で、選択に大きなかたよりが出ますよね。これを心理学的にはデフォルト(初期値)効果といいます。
デフォルト(初期値)効果とは

上述した臓器提供者の例でも分かるように、デフォルト(初期値)によって人の選択は大きく変わります。このような心理的現象を、デフォルト効果(default-effect)といいます。
人は楽をしたい性質があります。楽をするには、初期値のままでいること(現状維持)が一番です。コストが少しでもかかることは、なるべくやりたくありません。
デフォルト効果とは、初期値によって人の選択に影響を与える心理効果です。 |
この心理現象は、ときに私たちの選択を狭め、可能性を奪うこともあります。
選択をミスらないためにも、以下のことに気をつけましょう。
何かを選択するときは、まず自分が初期値に縛られていることを知る。 |
まとめ

いかがでしたでしょうか。人間の選択は最初にほとんど決まっています。初期値(デフォルト)が少し違うだけで、選択が大きく変わるんですね。
人生とは選択の連続と言われます。選択に大きな影響を与える初期値(デフォルト)効果を知って、自分で選択する人生にしていきましょう。
ポイント
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