普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
- 決めた目標を達成できるようになりたい。
- 夢を叶えたい。
今回は夢や目標を達成するために使える心理学をご紹介します。
結論から書くと、宣言効果という心理を活用します。
宣言効果とは「目標を周りに宣言すると達成率が上がる」という心理現象です。
詳しくみていきましょう。
宣言効果とは
宣言効果とは「目標を周りに宣言すると達成率が上がる」という心理現象です。
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周りに宣言することで、夢が叶ったり、目標が達成しやすくなるんですね。
宣言効果がはたらく理由
一貫性の原理がはたらくからです。
一貫性の原理とは、ブレずに一貫性を保ちたいという心理現象のことです。
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ここで引いてしまえば、自分の中で矛盾や葛藤が生まれて、余計に苦しくなります。
それを避けるために、人は一貫性をもって考えたり行動したりするんですね。
宣言効果の例
宣言効果の例をご紹介します。
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恋愛
好きな人がいるなら、周りの人に「あいつが好きだ」と伝えましょう。
告白しないといけない状況になります。
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僕は学生時代、ともだちに宣言して、告白する勇気をもらいました。
宣言すると協力者が現れますし、成功率も上がります。
勉強
受験や資格の勉強も、どんどん宣言しましょう。
やらないと、めっちゃかっこ悪いです。
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できれば具体的に数字で宣言しましょう。
宣言すると、アドバイスをくれたり、良い情報を流してくれる人が現れるかもです。
仕事
売上目標や取得したいスキルなども、周りに公言していきましょう。
毎日意識するようになるので、達成するために必要な情報が集まってきます。
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宣言したことに対して期限を切ると、生産性が上がります。
宣言効果をつかって目標達成
目標達成のためのポイントは3つあります。
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何度も宣言する
何度も周りに宣言しましょう。
メリットは
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潜在意識
何度も宣言することで、その目標や夢が当たり前になります。
目標や夢に対して親近感が湧くようになれば、叶いやすくなりますね。
選択的注意
何度も宣言すると、宣言したことに意識がいくようになります。
たとえば「赤を見て」と言われたら「赤が目につく」と同じように、人は意識したことを現実に見出します。
モチベーション
宣言することで、モチベーションが高まります。
もちろん宣言するだけで終わったら意味がありませんから、その後の行動に繋げられるかが重要ですよね。
人を巻き込む
宣言することで、協力者が増えます。
逆にいえば宣言しない限り、周りはあなたに対して何をしてあげられるのかわかりませんよね。
だからこそ宣言して、周りを巻き込んでいったほうが得かもです。
人を巻き込むと、あとに引けない
良い意味であとに引きづらくなります。
人を巻き込むとそこにドラマが生まれますし、なにより勇気をもらえます。
行動する
もっとも重要なことは、行動することです。
どんなに目標や夢を語って、周りを巻き込んでも行動しなかったらまったく意味がないですよね。
自分にプレッシャーをかけて、行動していきましょう。
一貫性の原理を利用する
行動の原動力となるのが、一貫性の原理です。
宣言したのに行動しないとなると、人は不快感を感じます。
なぜなら言動と行動が一致しないからですね。
この矛盾に感じる心をプラスに変えていけると、行動量が爆発的に増えます。
宣言効果の注意点
注意点は3つです。
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宣言することを目的にしない
夢や目標を宣言するだけで、満足しないようにしましょう。
宣言するだけでも快感を得てしまうので、注意が必要です。
挫折するほど大きな目標を宣言しない
大きすぎる目標に押しつぶされて、挫折しないようにしましょう。
宣言してもできないぐらいなら、宣言せずに小さく行動した方がマシかもです。
一貫性を気にしすぎない
あなたが宣言したことを、周りはそんなに覚えていないです。
気にせず宣言して、挑戦して、失敗しましょう。
宣言効果のまとめ

目標や夢を叶えたい人は、ぜひ宣言効果を試してみてくださいね。
周りに宣言して、挑戦を積み重ねればきっと協力者が現れて、目標や夢も叶いやすくなるはずです。
ポイント
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