普段は企業で働きつつ、心理学研究やカウンセリングをしています。
今回は傍観者効果にまつわる「アフロ田中流の火事が起きたときの対処法」について解説します。
傍観者効果とは、自分以外に周りに人がいるとき、率先して行動を起こさなくなる心理現象のことです。
この心理は大変危険です。火事が起きたときはぜひ思い出してくださいね!
【傍観者効果】アフロ田中が教えてくれた!火事が起きたときの対処法
アフロ田中というギャグ漫画があるんですが、傍観者効果がわかりやすく書かれています。
アフロ田中の火事が起きた時の対処法
消防車が来ない話 ① pic.twitter.com/B9MQXpQ1sg
— のりつけ雅春 結婚アフロ❻巻 2/28発売! (@zenbutukawarete) February 18, 2019
以下は登場人物の迷言です。
消防車はまだ来ない…なぜなら!!!
誰も…消防車を呼んでいないのである!!!
火事ってたくさんの人が集まりますよね。
「誰かが消防車を呼んでいるはずだ」という集団心理がはたらくのは当然です。
アフロ田中では、だれも消防車を呼んでいなかったため、宿が燃えてしまいました。
最後の教訓は以下です。
あなたが呼びましょう!!
消防車!!
傍観者効果:関連する事件
傍観者効果は、火事だけではなくあらゆる場面ではたらきます。
アフロ田中のような事態にならないよう、気をつけたいところです。
いじめ
学校や職場に限らず、集団になると起こるのがいじめ。
勇気をもって止めたいと思っている人はいるけれど、なかなか勇気を出せない人もいるのかと思います。
こういった責任を取りたくない意識や、見て見ぬふりをする心理が人間にはあります。
ただし、傍観者効果というものがあるということを知っているだけでも、間違えなくいじめは減っていきます。
殺人事件
キティ・ジェノヴィーズ事件をご存知でしょうか。
1964年にニューヨークで起こりました。
被害者の女性が助けを求めていたにもかかわらず、38人の住民だれもが助けようとしなかった事件です。
詳しく知りたいかたはこちらをどうぞ⇒見て見ぬふりが起こる4つの理由
交通事故
2011年に中国で起きた事故です。
2歳の女の子が白いライトバンにはねられました。
通行人が多数いたにもかかわらず、見て見ぬふりをして通り過ぎていたんですね。
中国の場合は日本と違った事情もありそうですが、傍観者効果がはたらくと人の命を助けることすらできなくなります。
滋賀電車内駅構内連続強姦事件
2006年に同一犯によって、連続強姦事件が発生しました。
多数の目撃者がいたにもかかわらず、だれも事件に介入できませんでした。
傍観者効果がはたらくと、このような公の場でも平気で犯罪が起きてしまうのです。
この心理を理解しておくだけでも、人を助けられる確率が上がりますので、ぜひ覚えていただければと思います。
SNS
ネット上にも、傍観者効果がはたらきます。
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ひどいときは自殺したり、事件に発展したりしますからね。
ちなみに誹謗中傷する人は、顔と名前を出して堂々とやれば、かっこ良いんじゃないですかね。
まとめ

アフロ田中流の火事の対処法から、他の事例まで飛躍しました。
傍観者効果は、一歩間違えいると危険な心理効果です。
事件や問題に直面したときに困らなくて済むように、ぜひ覚えてください。
ポイント
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